産んでくれなくてもよかった
わたしは、生まれ育った家で、
満ち足りた気持ちになった記憶がない
いつも母から、けなされ、バカにされていた
母は、近所、親戚にも、
私の文句を言っていた
わたしが、少しでもたてつこうなら
食べさせてやってる
住まわせてやってる
この家は、お父さんとお母さんのだ
おまえは居候だ、でていけ
私は、どうして産まれてきてしまったのか
私は、どうして、この家に産まれてきたのか
私は、どうして、殴られるのか
私は、どうして、毎日、文句を言われないといけないのか
私は、どうして、産まれてきてしまったのか
なんで、わたしを産んだんだ
ぽろっと、できただけだ
と、笑っていっていた
あながち、嘘じゃないだろう
できたから産んだ
それだけだ
だれも、産んで下さいと頼んでない